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文献詳細

雑誌文献

medicina16巻13号

1979年12月発行

Laboratory Medicine 異常値の出るメカニズム・21

成長ホルモン(GH)

著者: 屋形稔1

所属機関: 1新潟大中央検査部

ページ範囲:P.2316 - P.2318

文献概要

GHの測定法について
 成長ホルモン(GH)の測定法としては現在RIAが確立され,キット(主に二抗体法)も提供されている.正常ではかなり微量であるから種々の負荷テストが用いられて診断される.測定に当たっては運動・食事に影響をうけるので,早朝,絶食,空腹時1時間位仰臥させての採血を原則とする.ヒトGH(HGH)で治療中の患者では,抗HGH抗体が血中に存在するとき二抗体法のRIAでは見かけ上の高値を示すので,HGH注射後の患者血清では抗体検出の必要がある.
 正常値はRIAで5ng/ml以下で,5ng/ml以上のときも必要ならばブドウ糖負荷テストも施行して判定する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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