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文献詳細

雑誌文献

medicina16巻2号

1979年02月発行

文献概要

今月の主題 パーキンソン病とその周辺 特殊疾患によるパーキンソニズム

線条体黒質変性症

著者: 斉藤佳雄1

所属機関: 1警友総合病院神経内科

ページ範囲:P.202 - P.203

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はじめに
 線条体黒質変性症Striato-nigral Degeneration(以下SNDと略す)は,1961年1)についで1964年にAdamsら1.2)により初めて記載された症候群である.臨床的にはパーキンソン症候群に類似の症状を呈し,病理解剖学的には黒質のほかに線条体にも強い変性がみられ,振戦麻痺とは別の新しい疾患であると報告された.
 先に筆者らも5)その3例の剖検例を報告したが,いままでに報告され,剖検で確かめられたのは欧米で約24例,わが国でも6例あり,これらの症例につき臨床的特徴,パーキンソン病との相違点および神経病理学的所見につき述べたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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