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文献詳細

雑誌文献

medicina16巻2号

1979年02月発行

文献概要

演習・放射線診断学 シンチグラム読影のコツ・8

骨シンチグラム

著者: 木下文雄12 前川全1 久保敦司3 彌富晃一4

所属機関: 1都立大久保病院放射線科 2慶大 3慶大放射線科 4都立駒込病院放射線科

ページ範囲:P.256 - P.263

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はじめに
 骨シンチグラムの第1の診断的有用性は,各種悪性腫瘍における骨転移の検出です.X線撮影による骨腫瘍の診断は,病変部のカルシウム分が30〜50%増減しないと因難であるといわれています.
 骨シンチグラムによる診断は,X線診断と異なり,そのRadioisotopeの集積機序は必ずしも明確ではありませんが,骨のヒドロキシアパタイトのカルシウムに摂取されるといわれており,骨塩の代謝の増加,促進を利用しているため,X線診断より早期に骨腫瘍を検出し得る可能性があります.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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