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文献概要
今月の主題 臨床家のための輸血学
医療における輸血
著者: 安田純一1
所属機関: 1国立予防衛生研究所一般検定部血液製剤室
ページ範囲:P.318 - P.319
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このたびの主題は「臨床家のたあの輸血学」ということである.いうまでもないが,輸血学は患者のためにあるので,患者が輸血学の研究のためにあるのではない.輸血学には,基礎医学の研究者ばかりでなく,もっと多くの臨床医家の参加が望まれるにもかかわらず,医療機関の中で輸血部というと,何かしら塞外の地のように思われるきらいがあった.以下,「輸血部疎外感」のよってきたる理由と思われるものを列挙し,その対策を考えてみたい.
このたびの主題は「臨床家のたあの輸血学」ということである.いうまでもないが,輸血学は患者のためにあるので,患者が輸血学の研究のためにあるのではない.輸血学には,基礎医学の研究者ばかりでなく,もっと多くの臨床医家の参加が望まれるにもかかわらず,医療機関の中で輸血部というと,何かしら塞外の地のように思われるきらいがあった.以下,「輸血部疎外感」のよってきたる理由と思われるものを列挙し,その対策を考えてみたい.
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