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文献詳細

雑誌文献

medicina16巻3号

1979年03月発行

文献概要

今月の主題 臨床家のための輸血学 血漿輸血

血漿交換療法

著者: 坂本久浩1

所属機関: 1都立駒込病院輸血科

ページ範囲:P.349 - P.351

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血漿交換療法とは
 血漿交換療法(plasma exchange)とは,患者の循環血液中の有害な物質,とくに透析除去することが不可能な有害血漿蛋白成分や血漿蛋白と結合した毒性物質を血漿とともに取り除くplasmapheresis(血漿除去術)と,除去された循環血漿量や,低下した凝固因子などを補充するために,健康人より得られた新鮮血漿,新鮮凍結血漿,あるいはその分画製剤(アルブミンなど)または代用血漿製剤を,分離された患者の血球成分とともに返還する治療法である.
 交換に用いる血漿製剤は,成分輸血の普及により,健康な献血者より得られた血液を,血漿と赤血球濃厚液とに分離された血漿が用いられることにより,入手が容易となってきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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