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今月の主題 臨床家のための輸血学 免疫からみた輸血
免疫グロブリン製剤
著者: 矢田純一1
所属機関: 1東医歯大小児科
ページ範囲:P.352 - P.353
文献購入ページに移動免疫グロブリン補充療法の適応
低γグロブリン血症 免疫グロブリンの補充は低γグロブリン血症患者治療の絶対的な適応である.Bruton型無γグロブリン血症(X-linked infantile agammaglobulinemia),原発性獲得性低γグロブリン血症など(variable immunodeficiency)がその対象となる.重症な細胞性免疫不全も伴っているような低γグロブリン血症(severe combined immunodeficiency)には投与してもそれほど効果をあげないことが多い.
乳児期一過性低γグロブリン血症に対しては易感染性がみられない限り,使用はひかえたほうがよいと思われる,免疫グロブリン産生系の発達を阻害し,治癒を遅らせる可能性があるからである.
低γグロブリン血症 免疫グロブリンの補充は低γグロブリン血症患者治療の絶対的な適応である.Bruton型無γグロブリン血症(X-linked infantile agammaglobulinemia),原発性獲得性低γグロブリン血症など(variable immunodeficiency)がその対象となる.重症な細胞性免疫不全も伴っているような低γグロブリン血症(severe combined immunodeficiency)には投与してもそれほど効果をあげないことが多い.
乳児期一過性低γグロブリン血症に対しては易感染性がみられない限り,使用はひかえたほうがよいと思われる,免疫グロブリン産生系の発達を阻害し,治癒を遅らせる可能性があるからである.
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