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文献詳細

雑誌文献

medicina16巻3号

1979年03月発行

文献概要

今月の主題 臨床家のための輸血学 免疫からみた輸血

免疫グロブリン製剤

著者: 矢田純一1

所属機関: 1東医歯大小児科

ページ範囲:P.352 - P.353

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免疫グロブリン補充療法の適応
 低γグロブリン血症 免疫グロブリンの補充は低γグロブリン血症患者治療の絶対的な適応である.Bruton型無γグロブリン血症(X-linked infantile agammaglobulinemia),原発性獲得性低γグロブリン血症など(variable immunodeficiency)がその対象となる.重症な細胞性免疫不全も伴っているような低γグロブリン血症(severe combined immunodeficiency)には投与してもそれほど効果をあげないことが多い.
 乳児期一過性低γグロブリン血症に対しては易感染性がみられない限り,使用はひかえたほうがよいと思われる,免疫グロブリン産生系の発達を阻害し,治癒を遅らせる可能性があるからである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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