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今月の主題 臨床家のための輸血学 輸血の副作用とその対策
感染に関するもの—肝炎以外のもの
著者: 品田章二1 小島健一2
所属機関: 1新潟大輸血部 2新潟大医療技術短大
ページ範囲:P.372 - P.373
文献購入ページに移動救命のために行われる輸血も稀に副作用として,感染症の伝播の機会になり得る.
輸血により伝播される輸血後肝炎以外の感染症としては,①細菌汚染およびエンドトキシン,②梅毒,③ウイルス,とくにcytomegaloviru(CMV)およびEpstein-Barr virus(EBV),④マラリヤ,⑤トキソプラズマなどがある.これらについては,その発生が幸いきわめて稀のために,意外に注目されない傾向にあるが,いずれも重篤な事態につながる可能性を秘めている.
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