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文献詳細

雑誌文献

medicina16巻3号

1979年03月発行

文献概要

紫煙考

不確実性時代のタバコ論争

著者: 多田羅浩三1

所属機関: 1阪大公衆衛生学教室

ページ範囲:P.422 - P.423

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 不確実性の時代といわれる.確実なものが何もないのだろうか.否,あらゆるものが「確実」なのかも知れない.無知なのではない.無学なのでもあるまい.にもかかわらず,不確実といわれる.あるいはそれ故にこそ,不確実とされるのかも知れない,いつの頃から,この「不確実性の時代」は始まっているのだろうか.
 イギリス医学理事会のリチャード・ドルとロンドン大学衛生熱帯医学研究所の医学統計の教授であったブラッドフォード・ヒルの二人が,喫煙と肺癌の関連を初めて訴えたのは1950年であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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