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文献詳細

雑誌文献

medicina16巻4号

1979年04月発行

文献概要

今月の主題 肺機能検査の実際 肺機能検査で何がわかるか

スパイログラム

著者: 末次勧1

所属機関: 1名保衛大内科

ページ範囲:P.482 - P.483

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概念
 スパイログラム(=呼吸曲線)とは,時間を横軸に,換気量を縦軸にとり,その上に換気運動を描記したものである.このスパイログラムをとる装置をスパイロメーター(またはレスピロメーター)と呼び,スパイログラムをとることをスパイログラフィー(またはスパイロメトリー)と称する.
 スパイロメーターには多くの種類があるが,Benedict-Roth型が従来よく用いられてきた.この装置は,基礎代謝を測定するために作られたもので,その回路は図1に示すようになっている.スパイログラフィーの際には,ソーダライム容器と2箇のバルブははずし,呼吸に対する抵抗を少なくして用いる.最近では,スパイログラフィー用に回路を単純化したユニ・スパイロが本邦ではかなり普及している.また,コンピューター化の便利なニューモタコグラフや熱線流量計を応用した装置も用いられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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