文献詳細
文献概要
今月の主題 肺機能検査の実際 肺機能検査で何がわかるか
残気量測定
著者: 大崎饒1
所属機関: 1北大第1内科
ページ範囲:P.486 - P.488
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残気量(residual volume,RV)は強制呼気を行った後にも,なお肺に残存している空気量をいう.RVを規定するものとしては,肺,胸壁の弾性収縮力(traction force),気道閉塞が最も大きな因子となる.それ故,これらに変化を及ぼす病態によってRVは変化する.RVは肺気量分画(図1)の一部を占めるが,その測定法,臨床的意義について記す.
残気量(residual volume,RV)は強制呼気を行った後にも,なお肺に残存している空気量をいう.RVを規定するものとしては,肺,胸壁の弾性収縮力(traction force),気道閉塞が最も大きな因子となる.それ故,これらに変化を及ぼす病態によってRVは変化する.RVは肺気量分画(図1)の一部を占めるが,その測定法,臨床的意義について記す.
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