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外来診療・ここが聞きたい
過敏性大腸症候群への対応
著者: 松枝啓1 西崎統2
所属機関: 1国立病院医療センター消化器内科 2聖路加国際病院内科
ページ範囲:P.610 - P.615
文献購入ページに移動患者 I. U. 17歳,男性 高校生
現病歴 約2ヵ月前から1日5〜6回の軟便または水様便の下痢が続いている.時々粘液便のこともあり,また血液が線状に混じることもある.学校が忙しく,売薬のワカマツ,ビオフェルミンを服用していたが効果がなく,最近になって腹痛を伴うようになってきた.その後放置していたところ,便通は1日1回程度で普通便から軟便の状態であるが,腹痛が頻繁に出現するようになってきた
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