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文献詳細

雑誌文献

medicina16巻4号

1979年04月発行

文献概要

臨床医のための心の科学

臨死患者に対するチームアプローチ

著者: 柏木哲夫1

所属機関: 1淀川キリスト教病院精神神経科

ページ範囲:P.616 - P.617

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はじめに
 日本において臨死患者のケアに対する関心が高まったのは,ここ数年のことである.死にゆく患者に対してわれわれは何をなすべきかについての書物も出版され始めた1〜4).1977年には第1回「死の臨床研究会」が大阪で開催され,第2回は1978年,東京で開かれた.これまで死を否定的にとらえてきた医療の世界に変化が起こりつつある.
 われわれが臨死患者に対するチームアプローチを始めてからやがて6年になる.死にゆく患者をチームを組んでケアすることの理由,患者の持っている必要,チームの目標,チームの実際的な働き,チームアプローチの利点などについて述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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