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文献詳細

雑誌文献

medicina16巻5号

1979年05月発行

今月の主題 胃癌とその周辺

胃癌の生化学

スキルスの生化学

著者: 藤原研司1

所属機関: 1東大第1内科

ページ範囲:P.664 - P.666

文献概要

はじめに
 胃スキルスの生化学を論ずるにあたっては,定義が一定していない現状で,何を指すのか問題である.スキルスがlinitis plasticaやBorrmann 4型とほぼ同一のものとする場合には,その発生,成立機序が重要で,この際,生化学的分析の持つ意義は大きいからである.ここでは,癌がその進展過程で線維形成を伴うもの,すなわち組織学的にcarcinoma scirrhosumとみなされるもの(スキルスと呼ぶ)において,その特徴であるコラゲンについて生化学的立場から述べることとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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