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文献詳細

雑誌文献

medicina16巻5号

1979年05月発行

文献概要

今月の主題 胃癌とその周辺 最近注目されている胃癌

噴門癌

著者: 飯田洋三1 竹本忠良1

所属機関: 1山口大第1内科

ページ範囲:P.676 - P.677

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はじめに
 噴門癌とは噴門部に発生する胃癌を指すことは当然のことではあるが,噴門とは厳密にはどの部分をいうのか報告者によってその定義はさまざまである.食道をやっている研究者は下部食道噴門癌と一括して論じ,また胃癌の研究者は上部胃癌をも含めて噴門癌として論じている傾向にある.したがって,噴門癌の報告を検討する場合には,その報告者が噴門癌をどのように定義しているかをみきわめたうえで吟味する必要があろう.
 このように混乱している噴門癌の特殊性を浮き彫りにすることをねらって,第30回胃癌研究会(1978.1.28)が鹿児島大学第1外科,西(満正)教授会長のもとで開催され,主題として「食道,胃境界領域癌」がとりあげられたことは的を得たといえよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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