文献詳細
文献概要
今月の主題 胃癌とその周辺 胃癌とまぎらわしい疾患
メネトリエ病
著者: 多賀須幸男1
所属機関: 1関東逓信病院消化器内科
ページ範囲:P.702 - P.703
文献購入ページに移動はじめに
メネトリエ病は1888年にMénétrierが発表した「胃polyadénomesならびにその胃癌との関係」と題する論文のなかで,polyadénomes en nappeの名で記載された2例がもとになっている.2,500〜25,000名に1例とされ,その名称は有名であるが,非常に稀な疾患である.筆者が国立がんセンターに在職した9年間に経験された典型例はわずか1例であり,関東逓信病院における23,000回の上部消化管内視鏡検査では,なんとかメネトリエ病と呼ぶことが許されるのは1例にすぎない.
メネトリエ病は1888年にMénétrierが発表した「胃polyadénomesならびにその胃癌との関係」と題する論文のなかで,polyadénomes en nappeの名で記載された2例がもとになっている.2,500〜25,000名に1例とされ,その名称は有名であるが,非常に稀な疾患である.筆者が国立がんセンターに在職した9年間に経験された典型例はわずか1例であり,関東逓信病院における23,000回の上部消化管内視鏡検査では,なんとかメネトリエ病と呼ぶことが許されるのは1例にすぎない.
掲載誌情報