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今月の主題 血栓とその臨床 血栓成立のメカニズム
血液の凝固と線溶
著者: 坂田洋一1
所属機関: 1自治医大血研止血血栓部門
ページ範囲:P.814 - P.816
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血栓形成には血管壁の変化,血流の異常,血液成分の異常などの関与が考えられる.これらは各々単独で血管内血液凝固を惹起するよりもむしろ,種々の程度に組み合わさって血栓形成とその完結,あるいは修飾へと,その運命を大きく支配している.ここでは血液成分,とくに凝固線溶系の血栓形成に果たす役割について述べる.
血栓形成には血管壁の変化,血流の異常,血液成分の異常などの関与が考えられる.これらは各々単独で血管内血液凝固を惹起するよりもむしろ,種々の程度に組み合わさって血栓形成とその完結,あるいは修飾へと,その運命を大きく支配している.ここでは血液成分,とくに凝固線溶系の血栓形成に果たす役割について述べる.
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