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文献詳細

雑誌文献

medicina16巻6号

1979年06月発行

文献概要

今月の主題 血栓とその臨床 血栓成立のメカニズム

血管壁と血栓

著者: 住吉昭信1

所属機関: 1宮崎医大第1病理

ページ範囲:P.820 - P.821

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はじめに
 細胞や組織などの凝固活性化物質が,多量に血中に放出されて起こると考えられているDIC(disseminated intravascular coagulation播種性血管内凝固症候群)などの場合を除き,一般に血栓の形成には血管壁の障害が最も基本的な要因となっていることが多い.Apitz(1942)は"血管壁の障害なくば血栓なしOhne Wandveränderungkeine Thrombose"と述べたが,今日でも大部分の血栓にこのことは当てはまる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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