文献詳細
今月の主題 癌と免疫
癌抗原の検出
文献概要
はじめに
Carcinoembryonic antigen(CEA)はGold(1965)らにより結腸癌と胎児結腸粘膜に共通する抗原成分として発見,命名され,血中CEAのradioimmunoassay(RIA)が試みられて結腸癌に特異性が高い成績が得られ注目された.その後種々のRIA法が工夫されるに及び,血中CEAはその他の癌や良性疾患においても増加することが認あられ,その癌特異性や癌胎児性という性格にも疑問がもたれるようになった.しかし,臨床応用面ではその測定が広く普及し,その意義が評価されつつある.
Carcinoembryonic antigen(CEA)はGold(1965)らにより結腸癌と胎児結腸粘膜に共通する抗原成分として発見,命名され,血中CEAのradioimmunoassay(RIA)が試みられて結腸癌に特異性が高い成績が得られ注目された.その後種々のRIA法が工夫されるに及び,血中CEAはその他の癌や良性疾患においても増加することが認あられ,その癌特異性や癌胎児性という性格にも疑問がもたれるようになった.しかし,臨床応用面ではその測定が広く普及し,その意義が評価されつつある.
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