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文献概要
今月の主題 癌と免疫 免疫強化剤による治療
嫌気性コリネ
著者: 服部孝雄1
所属機関: 1広島大原医研外科
ページ範囲:P.1018 - P.1019
文献購入ページに移動1964年,Halpernら1)がC.parvumの網内系に及ぼす影響とその制癌の可能性について報告して以来,Halpem, Bioozi, Woodruff, Fisherら多くの人々によって,C.parvumの非特異的な免疫賦活作用が報告されてきた.欧米ではBCGとともに,癌の免疫療法の臨床面での中心的な役割を果たしている.本稿では,嫌気性コリネの制癌性について内外の状況を紹介し,とくにその臨床応用について述べてみたい.
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