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文献概要
今月の主題 癌と免疫 癌免疫療法の実際(内科領域での)
消化器癌
著者: 小山捷平1 崎田隆夫1
所属機関: 1筑波大臨床医学系内科
ページ範囲:P.1050 - P.1051
文献購入ページに移動はじめに
近年,癌の免疫療法は第4の治療法として注目されている.これは本療法が特異性を持ったsystemicな治療効果を理論的に期待できるからである.しかし,現実の臨床の場における免疫療法と名前のついた治療法が現代の急激に進歩しつつある免疫学の知見に立脚しての立場で行われているとは必ずしもいいがたい現状であるが,現時点での消化器癌の免疫療法の実際行われている現況と問題点を,いくつか述べてみる.
近年,癌の免疫療法は第4の治療法として注目されている.これは本療法が特異性を持ったsystemicな治療効果を理論的に期待できるからである.しかし,現実の臨床の場における免疫療法と名前のついた治療法が現代の急激に進歩しつつある免疫学の知見に立脚しての立場で行われているとは必ずしもいいがたい現状であるが,現時点での消化器癌の免疫療法の実際行われている現況と問題点を,いくつか述べてみる.
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