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文献詳細

雑誌文献

medicina16巻8号

1979年08月発行

文献概要

今月の主題 腸疾患の臨床 大腸潰瘍性病変

虚血性大腸炎

著者: 打田日出夫1 吉本信次郎2

所属機関: 1阪大放射線科 2兵庫県立西宮病院放射線科

ページ範囲:P.1186 - P.1187

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 本症は1963年Boleyらが"大腸の可逆性病変"として,5症例と動物実験による実証例を報告し,1966年Marstonらは大腸に虚血性変化を生じた症例を分析して虚血性大腸炎と命名した.その後欧米での報告例は多く,独立した疾患として定着しているが,本邦での報告は少ない.木症は特徴的な臨床所見と大腸X線像を呈し,早期診断が治療方針の判定に重要であるので,大腸疾患の鑑別診断の一つとして留意すべきものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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