icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina16巻8号

1979年08月発行

文献概要

紫煙考

タバコに心理的効用はあるか

著者: 茨木俊夫1

所属機関: 1埼玉大教育学部臨床心理学

ページ範囲:P.1288 - P.1289

文献購入ページに移動
 喫煙行動の歴史をふり返ると,喫煙が医学的に効用のあるものだと信じられていた時代がある.
 ニュートンが万有引力の法則を考え出した頃,当時のイギリスはペストの大流行で,彼が研究生活を送っていたケンブリッジ大学もペストのため休学閉鎖となった.そこでニュートンは母の居た田舎で農業の手伝いなどを2年余りしており,その間に生涯の業績の大半を仕上げている.リンゴが木から落ちるのを見たというエピソードもこの田園生活においてであった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?