icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina16巻9号

1979年09月発行

今月の主題 内科医に必要な精神科の知識

よく遭遇する症候

食欲異常

著者: 下坂幸三1

所属機関: 1下坂クリニック

ページ範囲:P.1316 - P.1317

文献概要

うつ状態における食欲異常
 壮年期には男女を問わずうつ状態の場合に食欲不振がよくみられる.ごく稀にはうつ状態に一致して反対の多食がみられることもある.うつ状態の診断については本特集の飯田論文を参照していただければよいが,うつ病の際の食欲不振には器質的背景はないはずだと速断してはならない.現実には口臭,舌苔,胃の圧痛といった胃炎の症状を兼備していることが多く,またうつ状態のときには消化性潰瘍が発生しやすいことが知られている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら