文献詳細
今月の主題 内科医に必要な精神科の知識
概念と診断
文献概要
心身症の素因としての失感情症
近年,心身医学における重要なテーマとして,心身症全体に共通する問題点が,主として神経症との異同に焦点をあててとりあげられ,失感情症(alexithymia)という言葉であらわされている.
AlexithymiaはSifneos(1973)1)により唱えられ,わが国では池見2)により紹介されているが,その言葉の意味するものは「感情の認知とその表現に欠ける」ということである.
近年,心身医学における重要なテーマとして,心身症全体に共通する問題点が,主として神経症との異同に焦点をあててとりあげられ,失感情症(alexithymia)という言葉であらわされている.
AlexithymiaはSifneos(1973)1)により唱えられ,わが国では池見2)により紹介されているが,その言葉の意味するものは「感情の認知とその表現に欠ける」ということである.
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