文献詳細
今月の主題 内科医に必要な精神科の知識
対策と治療
文献概要
はじめに
抗うつ剤は,うつ病ならびに種々の抑うつ状態に対して用いられる薬剤の中でも中心をなすものである.最近,躁うつ病とモノアミン代謝に関する研究をはじめとする生物学的研究や,躁うつ病の発病状況,さらにうつ病者の性格と発症との関連などの研究の進歩は著しく,これらは当然,治療の進歩にも影響を与えている.そして,抗うつ剤の使用にあたっては治療上の位置づけと,薬物の作用および副作用を考えながら,症状に応じて的確に活用することが重要である1).
抗うつ剤は,うつ病ならびに種々の抑うつ状態に対して用いられる薬剤の中でも中心をなすものである.最近,躁うつ病とモノアミン代謝に関する研究をはじめとする生物学的研究や,躁うつ病の発病状況,さらにうつ病者の性格と発症との関連などの研究の進歩は著しく,これらは当然,治療の進歩にも影響を与えている.そして,抗うつ剤の使用にあたっては治療上の位置づけと,薬物の作用および副作用を考えながら,症状に応じて的確に活用することが重要である1).
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