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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻1号

1980年01月発行

文献概要

今月の主題 心膜疾患の臨床 心膜疾患の主な病型

収縮性心膜炎

著者: 沢山俊民1 鼠尾祥三1

所属機関: 1川崎医科大学・循環器内科

ページ範囲:P.36 - P.39

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はじめに
 収縮性心膜炎は,種々の原因により心膜が肥厚硬化し,心臓の拡張期充満が制限された状態である.ところで本症以外にも心筋や心内膜が障害されたり,心包内に液の貯留が生じると類似の病態生理を示してくることがあり,これを総称して収縮性心疾患と呼ばれている.そのなかには心タンポナーデ,収縮性心筋症,心アミロイドーシス,心内膜線維弾性症などが含まれる.なかでも収縮性心膜炎は外科手術の対象となるため他の類似疾患との鑑別が大切であるが,必ずしも容易ではない.
 本稿では収縮性心膜炎の特徴について説明し,鑑別診断についてもふれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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