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今月の主題 心膜疾患の臨床 二次性心膜疾患
全身性エリテマトーデスと心膜炎
著者: 柏崎禎夫1
所属機関: 1北里大学医学部・内科
ページ範囲:P.56 - P.57
文献購入ページに移動はじめに
全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus,以下SLE)は,ヒトにおける最も代表的な自己免疫疾患である.中心となる病像は皮膚・関節・腎臓の障害によるものであるが,漿膜・神経・造血器・肺臓なども侵し,多臓器障害性であることが本症の最も特徴とするところである.
さて,本症の心病変についてはLibman-Sacks型の症贅性心内膜炎が有名であるが,最も高率にみられるものは心膜炎である.このルプス心膜炎(lupus pericarditis)は多くは多発漿膜炎(polysercsitis)の部分症状として出現するが,時には他の漿膜炎とは別個に独立して発症してくることもある.
全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus,以下SLE)は,ヒトにおける最も代表的な自己免疫疾患である.中心となる病像は皮膚・関節・腎臓の障害によるものであるが,漿膜・神経・造血器・肺臓なども侵し,多臓器障害性であることが本症の最も特徴とするところである.
さて,本症の心病変についてはLibman-Sacks型の症贅性心内膜炎が有名であるが,最も高率にみられるものは心膜炎である.このルプス心膜炎(lupus pericarditis)は多くは多発漿膜炎(polysercsitis)の部分症状として出現するが,時には他の漿膜炎とは別個に独立して発症してくることもある.
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