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文献概要
今月の主題 感染症—治療の実際 臓器感染症の治療法
扁桃炎・副鼻腔炎・中耳炎・外耳炎
著者: 古内一郎1 馬場広太郎1
所属機関: 1獨協医科大学・耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.1526 - P.1527
文献購入ページに移動扁桃炎
急性扁桃炎は感冒などの上気道炎に併発しやすい.病型はカタル性,濾胞性,腺窩性に分類されるが,Waldyer咽頭輪への炎症波及によって,それぞれアンギーナをつけて呼称される.起炎菌はどのタイプもレンサ球菌,ブドウ球菌,肺炎球菌などであるが,βレンサ球菌による場合は症状が強い.
しかし,in vitroの陰窩内細菌培養では,多種の細菌が検出されグラム陰性桿菌などの咽頭常在菌の関与も考慮しなければならない.
急性扁桃炎は感冒などの上気道炎に併発しやすい.病型はカタル性,濾胞性,腺窩性に分類されるが,Waldyer咽頭輪への炎症波及によって,それぞれアンギーナをつけて呼称される.起炎菌はどのタイプもレンサ球菌,ブドウ球菌,肺炎球菌などであるが,βレンサ球菌による場合は症状が強い.
しかし,in vitroの陰窩内細菌培養では,多種の細菌が検出されグラム陰性桿菌などの咽頭常在菌の関与も考慮しなければならない.
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