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文献概要
今月の主題 感染症—治療の実際 臓器感染症の治療法
肺炎
著者: 松本慶蔵1
所属機関: 1長崎大学熱帯医学研究所・内科
ページ範囲:P.1528 - P.1530
文献購入ページに移動はじめに
最近,肺炎・気管支炎による死亡率が上昇し,一時期比較的軽視された感染症,とくに肺炎を中心にした呼吸器感染症に再び関心が高まっている.その理由として,肺炎では重症肺炎,難治性肺炎の増加があげられ,感染をうける宿主,抗生剤の開発と使用に基づく菌交代,老人の増加などがその背景1)をなしている.本稿においては,治療の実際の場での検査のすすめ方,起炎菌未定のまま抗生剤を使わなければならないときの,抗生剤をはじめとした抗菌剤選択の基準,投与法,投与量,期間などを具体的に述べる.
最近,肺炎・気管支炎による死亡率が上昇し,一時期比較的軽視された感染症,とくに肺炎を中心にした呼吸器感染症に再び関心が高まっている.その理由として,肺炎では重症肺炎,難治性肺炎の増加があげられ,感染をうける宿主,抗生剤の開発と使用に基づく菌交代,老人の増加などがその背景1)をなしている.本稿においては,治療の実際の場での検査のすすめ方,起炎菌未定のまま抗生剤を使わなければならないときの,抗生剤をはじめとした抗菌剤選択の基準,投与法,投与量,期間などを具体的に述べる.
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