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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻10号

1980年10月発行

文献概要

今月の主題 感染症—治療の実際 臓器感染症の治療法

肺結核

著者: 青柳昭雄1

所属機関: 1国立療養所晴嵐荘病院

ページ範囲:P.1531 - P.1533

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はじめに
 肺結核の治療の原則は一般療法,化学療法,外科療法の3つの柱より成り立っていたが,大気,安静,栄養の一般療法は治療効果の面での評価がうすれている.外科療法の適応も,純粋な肺結核症では化学療法のみでは菌陰性化せず,肺機能的に手術可能な症例に限られ,その頻度もかなり減少している.
 したがって,現在肺結核治療の主流は化学療法であり,初図治療では適当な抗結核薬が副作用なく投与されれば,100%の菌陰性化が得られるようになっている.しかしながら,実際には必ずしも全例が菌陰性化を示していない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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