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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻10号

1980年10月発行

文献概要

臨床免疫学講座

補体とその異常

著者: 堀内篤1 長谷川広文2

所属機関: 1近畿大学医学部・第3内科 2近畿大学医学部・内科

ページ範囲:P.1596 - P.1600

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補体とは
 補体complementとは抗原抗体反応がひきがねとなって,その後に続いて出現してくる血清中の糖蛋白質であって,いろいろな免疫現象と深いかかわりをもっている.現在までに15の因子が発見されており,一定の順序で活性化されるのが特徴である.活性化の経路としてclassical pathwayとalternative pathwayが知られている.
 補体因子の名前はWHOの委員会で決められており,反応順に第1,第4,第2,第3から第9因子までをC1〜C9の記号であらわすようになった.現在確認されているヒトの補体因子を表に示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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