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今月の主題 高血圧症—最近の動向と展望 成因と病態生理
遺伝
著者: 家森幸男1
所属機関: 1島根医科大学・病理学
ページ範囲:P.1660 - P.1661
文献購入ページに移動 ヒトの本態性高血圧の発症に遺伝素因が関係することは,さまざまな研究により明らかにされてきた.しかし,血圧そのものがさまざまな生理的,生化学的要因で左右されることからも,高血圧が複雑な遺伝・環境相関で決定されることは当然で,ヒトにおける高血圧の遺伝の研究には自ら限界があるといえる.
一方,選択交配によって高血圧を自然発症する実験動物の系統が成立したことから,遺伝により高血圧が惹起されるという確証が得られ,さらに遺伝機構や主遺伝子数などヒトでは分析が困難だった高血圧の遺伝の研究も急速に進歩をとげた.
一方,選択交配によって高血圧を自然発症する実験動物の系統が成立したことから,遺伝により高血圧が惹起されるという確証が得られ,さらに遺伝機構や主遺伝子数などヒトでは分析が困難だった高血圧の遺伝の研究も急速に進歩をとげた.
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