文献詳細
文献概要
今月の主題 高血圧症—最近の動向と展望 診断
腎血管性高血圧症
著者: 村山猛男1 河辺香月1
所属機関: 1東京大学医学部・泌尿器科
ページ範囲:P.1694 - P.1696
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腎血管性高血圧症renovascular hypertension(RVH)の成因は次のようである.まず,①何らかの原因で腎動脈に狭窄が生じ腎への血流が低下し虚血状態に陥る,②そのため傍糸球体装置が刺激され,レニン・アンジオテンシン系renin-angiotensin system(RAS)が賦活されて高血圧が成立し維持される.この成因と病態生理を考慮して診断方法を組み合わせれば,比較的高率に正確な診断がなされうる.
腎血管性高血圧症renovascular hypertension(RVH)の成因は次のようである.まず,①何らかの原因で腎動脈に狭窄が生じ腎への血流が低下し虚血状態に陥る,②そのため傍糸球体装置が刺激され,レニン・アンジオテンシン系renin-angiotensin system(RAS)が賦活されて高血圧が成立し維持される.この成因と病態生理を考慮して診断方法を組み合わせれば,比較的高率に正確な診断がなされうる.
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