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ポジトロンCT
著者: 舘野之男1 宍戸文男1
所属機関: 1放射線医学総合研究所・臨宋研究部第3研究室
ページ範囲:P.1800 - P.1801
文献購入ページに移動はじめに
炭素などのラジオアイソトープは,14Cにその例をみるように,生命現象の解明に大きな貢献をしている.しかし,14Cは,第1にその放射線の透過力がきわめて弱いものであること,第2に半減期が約6,000年と非常に長いものであることのため,丸ごとの人間を対象とする臨床医学ではその応用範囲はきわめて限られたものにならざるをえなかった.
ポジトロンCTは,これら炭素をはじめとする生体構成元素のアイソトープを患者に直接用いることを可能にしたもので,今後の発展が期待されているものである.
炭素などのラジオアイソトープは,14Cにその例をみるように,生命現象の解明に大きな貢献をしている.しかし,14Cは,第1にその放射線の透過力がきわめて弱いものであること,第2に半減期が約6,000年と非常に長いものであることのため,丸ごとの人間を対象とする臨床医学ではその応用範囲はきわめて限られたものにならざるをえなかった.
ポジトロンCTは,これら炭素をはじめとする生体構成元素のアイソトープを患者に直接用いることを可能にしたもので,今後の発展が期待されているものである.
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