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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻12号

1980年11月発行

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい診断のポイント

I.循環器疾患

動脈管開存 VS バルサルバ洞動脈瘤

著者: 加藤裕久1 横地一興1

所属機関: 1久留米大学医学部・小児科

ページ範囲:P.1846 - P.1847

文献概要

診断上の問題
 動脈管開存(PDA)とバルサルバ洞動脈瘤は聴診上,類似した雑音を有するため鑑別が必要となってくるが,動脈管開存が臨床上あるいは管理の上で問題になるのは,乳児,小児期であるのに対し,バルサルバ洞動脈瘤は,むしろ成人期に出現してくるものが多い.そういう意味では,小児期の動脈管開存との鑑別上,重要なのは,心室中隔欠損に伴った大動脈弁閉鎖不全(VSD,AI)であろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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