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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻12号

1980年11月発行

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい診断のポイント

II.呼吸器疾患

乾酪性肺炎 VS 肺炎桿菌性肺炎

著者: 原耕平1 神田哲郎2

所属機関: 1長崎大学医学部・第2内科 2長崎大学医学部・内科

ページ範囲:P.1880 - P.1881

文献概要

なぜ鑑別が問題となるか
 細菌性肺炎の中でも,乾酪性肺炎は結核菌で,肺炎桿菌性肺炎は肺炎桿菌(クレブシエラ)によってと,いずれも弱毒と考えられている菌によって惹起される肺炎であるが,いわば大葉性肺炎の形をとって,均等性(homogenous)の陰影が主として上葉に生じ,急速に進行して,しばしば空洞を形成する点で,両者は類似している.いずれも治療が遅れると不幸な転帰をとることがあるので,早急な診断が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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