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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻12号

1980年11月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい診断のポイント III.消化管疾患

潰瘍性大腸炎 VS クローン病

著者: 渡辺晃1

所属機関: 1東北大学医学部・第3内科

ページ範囲:P.1896 - P.1897

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なぜ鑑別が問題となるか
 この両者の本態は,いずれも原因不明の非特異性炎症であるから,その診断は臨床および病理所見の特徴(積極診断)と類縁疾患の除外(除外診断)の両面より総合的に下されなければならない.当然のことながら両者には診断のきめ手となる特有(pathognornonic)な所見がないので,病変が主として大腸に限局する大腸クローン病(肉芽腫性大腸炎)と潰瘍性大腸炎との鑑別が,この際とくに問題となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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