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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻12号

1980年11月発行

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい診断のポイント

III.消化管疾患

小腸良性腫瘍 VS 小腸悪性腫瘍

著者: 中村卓次1 岡田孝2

所属機関: 1群馬大学医学部・第1外科 2群馬大学医学部・外科

ページ範囲:P.1910 - P.1911

文献概要

なぜ鑑別が問題となるか
 小腸腫瘍は解剖学的特性により術前診断がむずかしく,診断の遅れにより予後不良例が多く,腸癌に比して5年生存率も悪い.これは早期診断がむずかしいためでもある,良性・悪性両者の特異的所見は乏しいが,年齢,性,発生部位,臨床症状,理学所見,X線所見,内視鏡,血管造影などを詳細に比較検討することにより腫瘍の部位,広がりおよび質的鑑別をすることは必ずしも不可能ではない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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