文献詳細
臨時増刊特集 これだけは知っておきたい診断のポイント
III.消化管疾患
文献概要
なぜ鑑別が問題となるか
小腸腫瘍は解剖学的特性により術前診断がむずかしく,診断の遅れにより予後不良例が多く,腸癌に比して5年生存率も悪い.これは早期診断がむずかしいためでもある,良性・悪性両者の特異的所見は乏しいが,年齢,性,発生部位,臨床症状,理学所見,X線所見,内視鏡,血管造影などを詳細に比較検討することにより腫瘍の部位,広がりおよび質的鑑別をすることは必ずしも不可能ではない.
小腸腫瘍は解剖学的特性により術前診断がむずかしく,診断の遅れにより予後不良例が多く,腸癌に比して5年生存率も悪い.これは早期診断がむずかしいためでもある,良性・悪性両者の特異的所見は乏しいが,年齢,性,発生部位,臨床症状,理学所見,X線所見,内視鏡,血管造影などを詳細に比較検討することにより腫瘍の部位,広がりおよび質的鑑別をすることは必ずしも不可能ではない.
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