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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻12号

1980年11月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい診断のポイント IV.肝・胆道・膵疾患

慢性膵炎 VS マクロアミラーゼ血症

著者: 竹内正1

所属機関: 1東京女子医科大学・消化器内科

ページ範囲:P.1928 - P.1929

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なぜ鑑別が問題となるか
 慢性膵炎は膵実質細胞の脱落と不規則な線維化を主体とする病変を膵に生じ,一般に進行性で,腹痛発作を反復し,そのたびに高アミラーゼ血症を伴うことが多く,膵の荒廃とともに血清アミラーゼは次第に低値となる.一方,マクロアミラーゼ血症でも高アミラーゼ血症を認めるので,この点で鑑別を要することとなる.さらにマクロアミラーゼ血症が慢性膵炎に合併してみられることもあり,他疾患に合併するときにも不定の上腹部愁訴を伴うことが多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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