文献詳細
文献概要
臨時増刊特集 これだけは知っておきたい診断のポイント IV.肝・胆道・膵疾患
Zollinger-Ellison症候群 VS WDHA症候群
著者: 松枝啓1
所属機関: 1国立病院医療センター・消化器内科
ページ範囲:P.1932 - P.1933
文献購入ページに移動なぜ鑑別が問題となるか
この両者は,大量の分泌性下痢(絶食時にも大量の下痢をきたす)を主訴とする点,また,その下痢に基づく脱水症状や電解質異常が主症状となる点で,常に鑑別のcompetitorとなる疾患である.また,典型例の鑑別は容易でも非典型例では,その鑑別が困難なことも稀ではなく,以下に述べるようなsystemicなアプローチにより鑑別が可能になる.
この両者は,大量の分泌性下痢(絶食時にも大量の下痢をきたす)を主訴とする点,また,その下痢に基づく脱水症状や電解質異常が主症状となる点で,常に鑑別のcompetitorとなる疾患である.また,典型例の鑑別は容易でも非典型例では,その鑑別が困難なことも稀ではなく,以下に述べるようなsystemicなアプローチにより鑑別が可能になる.
掲載誌情報