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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻12号

1980年11月発行

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい診断のポイント

IV.肝・胆道・膵疾患

アルコール性肝炎 VS アルコール性脂肪肝

著者: 石井裕正1 高木俊和1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部・内科

ページ範囲:P.1940 - P.1941

文献概要

なぜ鑑別が問題となるか
 一般にアルコール性肝障害は,脂肪肝,アルコール性肝炎,肝硬変に大きく分類される.脂肪肝は臨床的には比較的良性な疾患と考えられるが,アルコール性肝炎は肝細胞壊死を伴い,その反復は肝細胞の再生と結合織の増生を促進し,アルコール性脂肪肝と肝硬変症を結ぶきわめて重要な病態と考えられ,アルコール性肝炎を的確に診断治療することは,肝硬変症への進展の予防を含めて予後決定に重要な役割を果たすと考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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