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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻12号

1980年11月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい診断のポイント IV.肝・胆道・膵疾患

体質性黄疸 VS 体質性ICG排泄異常症

著者: 浪久利彦1 南部勝司2

所属機関: 1順天堂大学医学部・内科(消化器) 2中央鉄道病院・消化器内科

ページ範囲:P.1944 - P.1945

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なぜ鑑別が問題となるか
 実際には,この両者が鑑別上問題になることはあまりない.それは,体質性黄疸では黄疸が必発であるのに対し,体質性ICG排泄異常症(ICG異常症)では,通常は,自覚的にも他覚的にも症状を現わすことがないからである.しかし,過労,飢餓,発熱,妊娠,肝疾患の合併などに伴って,ICG異常症でも黄疸をきたすことがあり,この時に鑑別が問題になる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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