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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻12号

1980年11月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい診断のポイント IV.肝・胆道・膵疾患

肝外性閉塞性黄疸 VS 肝内胆汁うっ滞症

著者: 佐々木博1

所属機関: 1富山医科薬科大学・第3内科

ページ範囲:P.1948 - P.1949

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なぜ鑑別が問題となるか
 黄疸をきたす疾患は多いが,鑑別診断上最も問題となるのは(肝外性)閉塞性黄疸と肝内胆汁うっ滞(症)とである.前者ではさらに腫瘍性と非腫瘍性(主に胆石症)閉塞の鑑別が必要であり,後者では成因として薬剤性とウイルス性との区別が問題となる.両疾患は症状,機能検査上しばしば類似点を示す場合があるが,閉塞性黄疸では外科的治療の対象となることが多く,一方,肝内胆汁うっ滞は黄疸が遷延しても通常2〜3ヵ月で軽快し,内科領域の疾患として取扱われる.なお肝内胆汁うっ滞は急性,反復性および慢性に分類されているが,ここでは急性肝内胆汁うっ滞との鑑別について述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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