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臨時増刊特集 これだけは知っておきたい診断のポイント V.内分泌疾患
バセドウ病 VS プランマー病
著者: 満間照典1
所属機関: 1愛知医科大学・第4内科
ページ範囲:P.1962 - P.1963
文献購入ページに移動なぜ鑑別が問題となるか
プランマー病は甲状腺にsingle noduleを有し,その結節のhyperfunctionによって甲状腺機能亢進症の症状,所見をひき起こしている疾患である。したがって,通常バセドウ病とプランマー病とは甲状腺腫がdiffuseとnoduleとの差により容易に鑑別可能である。しかし,バセドウ病に癌腫などの甲状腺結節を伴う場合や,甲状腺の先天奇形である甲状腺片葉例でバセドウ病をひき起こしている場合などでは臨床症状,身体所見のみで両疾患の鑑別ができないことがある.
プランマー病は甲状腺にsingle noduleを有し,その結節のhyperfunctionによって甲状腺機能亢進症の症状,所見をひき起こしている疾患である。したがって,通常バセドウ病とプランマー病とは甲状腺腫がdiffuseとnoduleとの差により容易に鑑別可能である。しかし,バセドウ病に癌腫などの甲状腺結節を伴う場合や,甲状腺の先天奇形である甲状腺片葉例でバセドウ病をひき起こしている場合などでは臨床症状,身体所見のみで両疾患の鑑別ができないことがある.
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