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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻12号

1980年11月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい診断のポイント VII.神経・筋疾患

片頭痛 VS 筋収縮性頭痛

著者: 片山宗一1

所属機関: 1濁協医科大学・神経内科

ページ範囲:P.2002 - P.2003

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なぜ鑑別が問題となるか
 脳に器質的病変のない,いわゆる慢性頭痛の約90%は片頭痛および筋収縮性頭痛であるが,両者の治療法が大きく異なることから,その鑑別診断は頭痛の診療に際して最も重要である.片頭痛は血管性頭痛の代表であり,発作性の拍動性頭痛を示すのに対し,筋収縮性頭痛は持続性・動揺性で,圧迫感,しめつけられるような感じの,むしろ頭重に近いものである.したがって,両者の鑑別は一見容易にみえるが,実際の診療に際して判断に迷うことが少なくない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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