文献詳細
臨時増刊特集 これだけは知っておきたい診断のポイント
VII.神経・筋疾患
文献概要
なぜ鑑別が問題となるか
筋萎縮性側索硬化症(ALS)と脊髄性進行性筋萎縮症(SPMA)は進行性球麻痺(PBP)とともに運動ニューロン疾患(MND)の3つの臨床型を代表している.
筆者は先に本誌14巻12号の特集「診断基準とその使い方」で,MNDの定義,臨床的特徴の変動とともに,厚生省特定疾患・ALS調査研究班が設定した「診断の手引き」を紹介した.右の付表はこれであり,MNDと診断するために有すべき特徴にはI,II,III,有すべきでない特徴にはV,鑑別すべき疾患の例にはVIがあることが示されている.
筋萎縮性側索硬化症(ALS)と脊髄性進行性筋萎縮症(SPMA)は進行性球麻痺(PBP)とともに運動ニューロン疾患(MND)の3つの臨床型を代表している.
筆者は先に本誌14巻12号の特集「診断基準とその使い方」で,MNDの定義,臨床的特徴の変動とともに,厚生省特定疾患・ALS調査研究班が設定した「診断の手引き」を紹介した.右の付表はこれであり,MNDと診断するために有すべき特徴にはI,II,III,有すべきでない特徴にはV,鑑別すべき疾患の例にはVIがあることが示されている.
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