文献詳細
文献概要
臨時増刊特集 これだけは知っておきたい診断のポイント VIII.免疫・アレルギー疾患
Overlap症候群 VS Mixed connective tissue disease
著者: 安倍達1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部・内科
ページ範囲:P.2028 - P.2029
文献購入ページに移動Mixed connective tissue disease(MCTD)は,Sharp, G. によって提唱された症候群で,全身性エリテマトーデス(SLE),強皮症(PSS)および多発性筋炎(PM)の症状を合わせ持ち,RNP抗体が陽性である.また教室では,同一症例に複数の膠原病の特徴を合わせ持ち,診断基準を十分満足するものをOverlap症候群(OL)として別個に取り扱ってきた.
この2つに共通する所見は,いずれも膠原病疾患相互の重複現象を持つということである.
掲載誌情報