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文献詳細

雑誌文献

medicina17巻12号

1980年11月発行

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい診断のポイント

IX.血液疾患

悪性貧血 VS 他の巨赤芽球性貧血

著者: 岩永隆行1 堀内篤2

所属機関: 1近畿大学医学部・第3内科 2近畿大学医学部・内科

ページ範囲:P.2042 - P.2043

文献概要

なぜ鑑別が問題となるか
 巨赤芽球性貧血はビタミンB12欠乏,葉酸欠乏のほか,各種薬剤の影響で発症することがあり,さらに2,3の先天性代謝異常症に合併することが知られている.巨赤芽球性貧血の中でよく遭遇するのが胃液中の内因子欠乏に基づくビタミンB12欠乏性の悪性貧血である.しかし,本症は,その他の原因による巨赤芽球性貧血と血液所見のみから鑑別することは不可能である.したがって,巨赤芽球性貧血の原因を究明することが,診断と治療方針の決定に重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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