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臨時増刊特集 これだけは知っておきたい診断のポイント IX.血液疾患
急性骨髄性白血病 VS 急性リンパ性白血病
著者: 大島年照1
所属機関: 1日本大学医学部・第1内科
ページ範囲:P.2046 - P.2047
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この両者は発熱,貧血および出血傾向を主症状とし,症候学的にはきわめて類似しているが,抗白血病剤に対する反応が異なる.
急性リンパ性白血病(ALL)のうち,小児例はヴィンクリスチンおよび副腎皮質ステロイド,すなわち骨髄抑制の少ない薬剤で,90%以上に完全緩解が得られ,中枢神経系白血病の予防により,そのうちの半数は5年以上leukemia freeになっている.しかし,成人例の緩解率は70%前後で,緩解しても再発しやすい.
この両者は発熱,貧血および出血傾向を主症状とし,症候学的にはきわめて類似しているが,抗白血病剤に対する反応が異なる.
急性リンパ性白血病(ALL)のうち,小児例はヴィンクリスチンおよび副腎皮質ステロイド,すなわち骨髄抑制の少ない薬剤で,90%以上に完全緩解が得られ,中枢神経系白血病の予防により,そのうちの半数は5年以上leukemia freeになっている.しかし,成人例の緩解率は70%前後で,緩解しても再発しやすい.
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