icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina17巻12号

1980年11月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい診断のポイント XII.精神疾患

内因性うつ病 VS 心因性うつ病

著者: 飯田真1 飛鳥井望1

所属機関: 1東京大学医学部分院・精神神経科

ページ範囲:P.2110 - P.2111

文献購入ページに移動
なぜ鑑別が問題となるか
 近年,一般医家を訪れるうつ病圏内の患者の数は増加しつつある傾向が指摘されている.症状のスペクトラムは広く,抑うつ気分,思考・判断・行動の制止といった典型的症状を前景に出すものから,不安焦燥の目立つもの,睡眠障害や不定愁訴,自律神経症状などの身体症状を主訴とするもの,神経症的葛藤を伴うものまでさまざまである.
 それら表面にあらわれた症状と,その背景にひそむ病的プロセスの特徴を把握し鑑別することが,治療的見通しをたてる上で不可欠である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?